敵か味方か(創作の練習)
なにもなしに
人は話しかけたりしない
ともかく
三郎はその場を移動することにした
行き先は数箇所
とっさに選んだ場所を
相手は予測したのだろうか
予測したとすれば
三郎は味方の導きだと感じた
単に邪魔をしたかったのなら
敵である上に失敗したことになる
いずれにしても
三郎には都合のよい展開となった
見えない力で行く手を遮られている
感じがするが
これまた見えない力で
支援も受けている
すべてはいまのところ
自分自身がつくりあげた世界に過ぎない
過ぎないのなら良い様に解釈すればいい
自分が正しいと思えばそのようにことは進むのだ